【簡単DIY】コスパ最強のDTMデスクをホームセンターの材料のみで自作してみた




“Haike”
どうも、宅録クリエイターのHaike( icon-twitter @Haike_Guitar)です。

今回、DIYでDTM音楽製作用デスクを作ってみました!

まず完成品がこちら!

DIYで作ったDTMデスクの完成写真です。
“Haike”
他のアングルも見てみましょう!
デスクの前から見た状態です。
“ポン吉くん”
ちょー本格的なレコーディングスタジオみたいになってるじゃないですか!?
“Haike”
いいでしょ?

これを作るための材料は全てホームセンターで売られている資材を使って作ったので誰でも簡単に作ることができますよ!

今まで僕は自分の部屋でローデスクにパソコンやスピーカーを設置して編集していました。

ローデスクでの作業は、長い目で見るとはっきり言ってあまりオススメしません笑

僕自身、学生時代からローデスクで音楽編集をしていました。

ローデスクで使用した音楽編集部屋
“ポン吉くん”
長時間、座椅子で作業していると体にキツくないですか?
“Haike”
とてもキツかったですよ。

背中が猫背になるしお尻が痛くて堪らないんですよね笑

そこで作業にピッタリなデスクはないかと思い探してみましたが、なかなか理想的なデスクに巡り合わないもの。

もちろんDTM市場には専用デスクが販売されています。

確かにラック機材は収納出来るしモニタースピーカーを置くスペースに余裕があります。

うん、最高です。

“Haike”
しかし、決して金銭的コストは良いとは言えませんね…。
“ポン吉くん”
ちょっと手に届きにくい値段ですね。もう少し安かったら購入を検討したいのですが。。。
“Haike”
ですよね?

ということで、ここはもう思い切ってDIYに踏み切るしかない‼︎ということで作ってみました!!

なんと、今回ホームセンターの資材だけで作ってみましたが、既製品よりかなり格安で作ることができました!

これからそのDTMデスクの作り方やポイントなどをご紹介してきます。

部屋のサイズや用途に合わせて作ってみたので、これから音楽編集用のデスクが欲しいなーという人には参考にしてみてください。

DTM用デスクの作り方

必要な材料・備品

  • 杉板(30mm×200mm×1700mm)…3枚
  • 2×4材(38mm×89mm×600mm)…2枚
  • 2×4材(38mm×89mm×669mm)…8枚
  • 横折金具…4個
  • 引き出し用スライドレール…1セット
  • 引き出し用の板(20mm×450mm×910mm)…1枚
  • ソーホースブラケット…2セット
  • ビス
  • オイルステイン

工具・道具

  • 電動ドリル
  • プラスドライバー
  • 紙やすり100番
  • サンダー
  • ハケ(オイルステイン用)

材料調達

“Haike”
僕の場合、木材の調達は基本的にホームセンターです。

理由は「直接自分の目で確認できる」、「格安で必要な長さにカットしてくれる」からです。

デスクを作る場合、まず天板になる木材が必要です。

「何か良い木材がないかなー」と探しているとピッタリな木材を発見しました!

カフェ板(杉板)サイズ 30mm×200mm×2000mm

それは、PCや周辺機器などの重たいものを置くので、もしこの厚さより薄いと重さに耐えきれず曲がったり折れたりする可能性があるのでとても危険だからです。

奥行き600mmのデスクにしたいので、この木材を使って3枚の板を繋ぎ合わして天板を作ろうと思います。

木材の継ぎ接ぎは、1枚板の木材と比べて手間はかかりますが圧倒的に材料費が安いのであまりコストをかけたくない人にはオススメです。

今回は、幅1700mmのデスクにしたかったので、ホームセンターのカットサービスで300mm×200mm×1700mmにカットしてもらいました!

ホームセンターのカットサービスは木材を綺麗にまっすぐカットしてくれるのでオススメ!

1700mmの長さにカットしてもらったも木材を3枚用意しました!

これから木材の表面をヤスリでキレイに加工していきます。

カットしてもらったも木材(300mm×200mm×1700mm)の3枚です。

ヤスリがけして木材のささくれを取る

この凸凹したところがささくれです。

まずはヤスリ掛けです。

“Haike”
木工作業はすべてヤスリがけから始まると言っても過言ではありません!

木材を触って手に引っかからなくなるまで#240の紙ヤスリをかけます。

もし肌触りが荒い木材の場合は、#80→#150の紙ヤスリを最初にかけましょう。

電動サンダーに紙ヤスリを張り合わせて木材の表面を均していきます。

この作業は木材の量が多いと大変なので電動サンダーを使うと楽で便利です。

杉板を古風材に加工

オイルステインを使って無垢の木材に色を塗ると一気に雰囲気が出ますね!

そのままの無垢の状態でも綺麗ですが、雰囲気を出したいためアンティーク調に仕上げていきます。

ワトコオイル【色:ダークウォルナット】

今回は、ワトコオイルのダークウォルナットを使って染めていきます。

ハケで一気に塗り20分くらい放置したら、布を使って拭き上げます。

オイルステインを塗って1時間ほど乾燥して完成しました!

ほらご覧の通り!

木目がよりはっきりしてアンティーク調に仕上がりましたね。

“Haike”
このまま1時間くらい陰干しして乾かします。

脚を組み上げる

脚の作り方は様々ですが、今回は【2×4の木材】と【ソーホースブラケット】という木材用の継手を使って作ります。

ソーホースブラケットとは、DIYの作業台を始め色々なものに使えるソーホース(馬脚)を作るための 専用の金具のことです。

ホームセンターなどに売られている2×4材(ツーバイフォー)を好みの長さにカットして、ブラケットに接続すると出来上がります。

2×4材用金具のソーホースブラケット

1箱2つの部品が入っています。

机の脚を作るためにはこの部品が4個必要なので2セット購入しました。

自分で用意したビス【太さ4mm×長さ16mm】

ちなみにこのソーホースブラケットは木材を止めるためのビスが同梱されていません。

説明書には【太さ4mm×長さ16mm】を使ってくださいと書かれているのでビスも同時に購入。

ビス88本ほど脚に使ったので余裕を持って100本セットを用意したほうが経済的に良いと思います

机の高さは基本的に700mmがちょうど良いでしょう。

なので図の説明書の通り669mmの木材にカットしました。

ソーホースブラケットに木材をビスで打ち込んでいます。

木材と部品をしっかり奥まで差し込んだ状態でビスをどんどん打っていきます。

打っていくビスの数がとても多いので電動ドリルとドライバーを用意した方がいいと思います。

“Haike”
しっかり差し込まないと机の高さが変わってしまうので注意しましょう。
デスクの脚を組み込んで完成です!

この脚を4セット作ったら完成です!

次に2×4材(38mm×89mm×600mm)を使って脚同士を繋ぎ合わせていきます。

電動ドライバーでビスを打っている箇所は狭いので長めのプラスビットを使うと良いです。

しっかり脚を押さえてビスを止めていきましょう!

この脚を2セット分作ります。

安定したデスクの脚が出来上がりました!

このように天板の奥行きと同じ長さに切ることで天板と脚がピッタリ収まります。

天板と脚を合わせる

ビスをしっかり垂直にすることがポイントです。

天板の上からビスを打ち付けて脚を固定します。60mmビスを使って打ちました。

ビスを打ち付ける前にあらかじめドリルを使って下穴を開けるのがポイントです。

もし垂直に穴を開けるのが不安だという場合はドリルガイドを使うとズレることなく垂直に穴を開けることができます。

デスクの完成です!
“ポン吉くん”
広いダイニングテーブルみたいですね!
“Haike”
だんだん形になってきましたね。

これからデスクの下にキーボード用の引き出しを作っていきましょう!

キーボード用の引き出しを作る

上:引き出し用レール×1セット(2本入り)
下:取り付け用金具×4個

用意したのは、【引き出し用のレール】【横折れ金具】です。

本来【キーボードブラケット】というレール専用の金具を使ってデスクに固定します。

がしかし!

“Haike”
近所のホームセンターには在庫がなかったので今回は建築用の金具で代用します。

鍵盤キーボードも引き出しに置くため、高さが150mmの金具を使います。

自分が使用している鍵盤キーボードの高さに合わせて引き出しの高さを決めていきましょう。

引き出しレールを組み立てる

引き出しレールを仮組みした状態です。

そのままの状態で引き出しレールを天板の取り付けたい場所に合わせて位置を決めます。

引き出し用の天板にレールを取り付けました。

先にキーボード用の天板をレールにビスで打ち付けます。

レールの向きを間違えないように気をつけましょう。
天板に引き出しを取り付けました!

レールとモニター用の天板をビスで固定します。

“Haike”
これでキーボードや鍵盤用の引き出しが完成です。

サブテーブル製作

これで完成でもよかったのですが、手元でラック機材を操作したかったのでデスクトップモニターの下にサブテーブルを作ろうと思います。

まず完成図はから!

サブテーブルの完成写真

ラックの収納部にはチューナーマスターレコーダーを載せています。

これで座ったまますぐチューニングやモニターの操作が可能になります。

“Haike”
ピックケースやまマウスなどちょっとした小道具をしまうこともできるので収納にも便利ですよ。

それでは早速作っていきましょう!

必要な材料・備品

  • パイン材(300mm×1024mm×18mm)×1枚
  • パイン材(300mm×95mm×18mm)×3枚
  • ダボ材(8mm)×9本
  • 2Uラックレール
  • ビス

工具・道具

  • 電動ドリル
  • 6角軸ダボ錐(8mm用)
  • SK ダボ用マーキングポンチ DP-8
  • 紙やすり100番
  • サンダー
  • ハケ(オイルステイン用)
  • 木工用ボンド

材料調達

パイン集成材【厚さ18mm×奥行き300mm×長さ1820mm】を用意しました。

今回はパイン材を使って組み上げていきます。

あらかじめホームセンターで必要な長さにカットしてもらいました。

カットしてもらった木材パイン材(300mm×1024mm×18mm)×1枚

パイン材(300mm×95mm×18mm)×3枚

ヤスリ掛け

平らな木材に紙やすりを巻いて木材のささくれを取り除いています。

切断面もささくれが残っていて手に刺さると危ないのでしっかりヤスリ掛けをしてツルツルにします。

今回は紙やすり♯100を使って木材の表面を整えました。

オイルステインを塗る

デスクと同じ色にしたかったのでデスク作りで使ったワトコオイルのダークウォルナットを使用します。

ワトコオイル【色:ダークウォルナット】

机作りの時と同じようにたっぷりオイルステインを塗っていきましょう!

そのまま20分くらい放置したら一気に布で拭き上げていきます。

デスクの脚や天板にオイルステインを塗った時と同じ要領です。

こまでの工程が終わったら1時間ほど放置して乾かします。

Haike
木目がしっかりして雰囲気が出てきましたね。

ダボ材を打つ

ビスを打って木材を固定するつもりだったのですか、今回はダボを選択しました。

それは、ダボだとビスで固定するより仕上がりがキレイだからです。

例えば、実際に机の前に座った時1番目に入りやすい箇所にサブテーブルを設置するのでビスの頭が丸見えになってしまい見栄えが良くありません。

“Haike”
ダボだと固定部分が見えないので作りが自然になってきますね。
ダボ用マーキングポンチ

ダボ材を打ち付ける時は【ダボ用マーキングポンチ】を使って仕上げていきます。

穴を開けた箇所にマーキングポンチをはめ込んでいます。

このように脚になる木材にダボ用ドリルで3箇所穴を開け、ダボ用のポンチを穴にはめ込みます。

垂直に穴を開ける自信がない場合はドリルガイドキットを使うと良いです。

そのまま接合する相手の板に合わせてぎゅーっと押し込みましょう。

脚を天板にはめ込む作業が固い場合は、ハンマーでコンコンと叩いて押し込んだ方が良いでしょう。

マーキングポンチの先端の跡がしっかり残りました。

このくぼみにダボ錐ドリルを使って穴を開けていきます。

木工用ドリルの先端をくぼみに当てて穴を開けていきます。

こちらも穴を開けるときは出来るだけ垂直になるよう心がけてください。

次は脚を天板に繋げていきます。

穴にたっぷりボンドを流し込みましょう。

まず穴にボンドを流し込みます。

ダボを穴にはめます。

“Haike”
ハンマーでコンコンと奥まで入れ込みましょう。

天板の穴にもボンドを流し込みます。

脚を天板に繋ぎ合わせていきます。
“Haike”
はめ込む時、結構硬いのでなかなか奥まで入らない場合はハンマーで叩いていきましょう。

この脚を3枚分はめ込みます。

脚を3枚合わせるとこのようにサブテーブルが出来上がります。

最後にラック機材用の固定レールを取り付けます。

2Uラック用の固定レール

今回使うのは2Uラック用の固定レールです。

“Haike”
私は6Uラックのレールをサンダーで2Uサイズに切り落としました。
レールをビスで固定しています。
“Haike”
両サイドのレールが平行になるように位置には気をつけて固定していきましょう。

完成

これで出来上がりました!

実際に机の上に乗せてみましょう!

早速デスクにサブテーブルを乗せてみました。

サブテーブルの上にパソコンや周辺機器を載せたり中にラック機材を収納出来るようにしています。

実際にパソコンや機材を乗せてみました。
“ポン吉くん”
色は机と同じなので統一感があってスッキリしますね。
サブテーブルの完成写真

こうすることで手元でギターのチューニングをしたりマスタートラックの書き込みをしたり体勢崩すことなくできるので作業効率が上がります。

また、DTMデスクを作るとどうしても長めのマイクケーブルが必要になってきます。

しかしやはりコストがかかってしまいがちです。

そこでマイクケーブルを自作することでコストを抑えることができます。

実際作ってみると案外難しくないので誰でも簡単に出来るはずです!

興味ある方はぜひ試してみてください。

作り方は下記のリンクに載せております。

【DIY】マイクケーブルを自作する方法【誰でも出来るやり方で徹底解説!!】

まとめ

いかがでしたか?

今回かかった材料費を合計してみると、

詳細数量単価金額
杉板3¥980¥2,940
2×4材5¥448¥2,240
パイン集成材1¥2,750¥2,750
横折金具4¥298¥1,192
引き出し用スライドレール1¥1,780¥1,780
引き出し用板1¥1,400¥1,400
ソーホースブラケット2¥980¥1,960
ダボ錐ドリル(ダボ材セット)1¥1,080¥1,080
2U ラックレール2¥810¥1,620
ワトコオイル1¥1,046¥1,046
ハケ1¥198¥198
ビス1598¥¥598
小計¥18,804
税額8%¥1,551
合計¥20,355

おおよそ2万円でこのデスクを作ることができます。

“Haike”
市販品のDTMデスクと比べるとかなりコストパフォーマンスが高いと言えますね。

DTMデスクは利便性を重視した商品がたくさん売られていますが、やはりネックなのが値段がちょっと高いところだと思います。

でも、DIYだと自分の部屋のサイズに合わして作ることができるので部屋のデッドスペースを少なり部屋を広々と使えるでしょう。

“ポン吉くん”
作業のモチベーションも上がってはかどりますよね。

自作DTMデスクの構造自体は複雑なものではないので、作り方の説明通り進めていけば簡単に誰でも作れます。

自作DTMデスクに興味ある方はぜひ挑戦してみてください!

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